【悪意】東野圭吾著 2001年 講談社文庫
東野圭吾といえば加賀恭一郎シリーズ!
でも「悪意」はまだ読んでなかった!
読んでみたいけどどんな話なんだろう
面白いのかな???
そんなあなたのために加賀恭一郎シリーズ第四の事件【悪意】を紹介します
あらすじ
人気作家が殺された
第一発見者は妻と被害者の幼なじみ
早い段階で犯人は逮捕されるが殺害動機を語ろうとはしなかった
捜査により裏付け証拠が揃い、動機も判明するのだが加賀は違和感を拭えずにいた
独自に捜査を継続していた加賀はある仮説にたどりつく
事件の真相には意外な真実が隠されていた
犯人の本当の動機とは?
真実の追及にせまる加賀恭一郎、第四の事件
個人的な感想、レビュー
「とにかく気に食わないから、気に食わない」
犯人の被害者に対する深い「悪意」
その根源はどこからくるものなのか
物語は、犯人の手記と加賀の記録というふたつの視点で交互に語られていきます
犯人は加賀が教師をしていた時代の教員仲間という設定
加賀の教師時代の回想も見どころです
やっと加賀が教師を辞めることになった真相がわかるのだけど
意外な理由だったな〜
犯人はすぐに逮捕されたけど動機はかたくなに語ろうとしない
捜査は一旦終了したものの、違和感を拭えずにいた加賀は独自に調査を続ける
そして犯人の中学時代に何かを感じ・・・
はい、ここからが本番です!
次から次へと明らかになっていく真相
獲物を捉えた猫が音をたてず姿勢を低くしてじりじりと近づき
ここぞ、という所で一気に飛びかかる
まさにそれです!
次から次へと明らかになっていく真相
そこからのどんでん返し!
からのどんでん返し!
伏線回収!
読者をこれでもかと騙しにかかります!
はい、もちろん、私も騙されたひとりです
それにしても人間の「悪意」って
こわ〜〜〜
満足度
★★★★☆
どんでん返しと怒涛の伏線回収にしびれました
こんなひとにおすすめ
- どんでん返しが好きなひと
- 加賀の教師時代を知りたいひと
- ミステリー好きなひと
まとめ
今回は、加賀恭一郎シリーズ第四の事件【悪意】を紹介しました
早々に犯人は逮捕されるが、殺害動機に違和感をもった加賀の動機追及劇となっています
加賀の教師時代の回想や、犯人の真実の動機に迫っていく加賀の思考記録も見どころです
人間が人間に「悪意」を抱いていく根源について深く考えさせられることになります
どんでん返しからのどんでん返しで、一気読み必須の展開をぜひ体験してみてください!
コメント