【要約】「夢をかなえるゾウ1」あらすじ人生を変える!ガネーシャの課題とは?

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【夢をかなえるゾウ1】水野敬也著 2007年 文響社

  • 「変わりたい!」
  • 「成功したい!」
  • 「でも、どうせ変われない」
  • 「きっと、自分には無理」

もしも今、こんなふうに思っているとしたら、

そんな、あなたにピッタリな一冊が

『夢をかなえるゾウ1』です。

像の姿をした神様・ガネーシャが、平凡なサラリーマンにユーモアたっぷりの関西弁で「成功の秘訣」を教えてくれる物語。

平凡なサラリーマンが、ガネーシャから与えられる課題をひとつずつこなしながら自分の夢に向かって成長していく、小説形式の自己啓発本です。

現在までのシリーズ累計発行部数は460万部を超え、ドラマ化もされています。

ガネーシャの課題は、実在する偉人たちが実践してきたものだよ!

この記事では、『夢をかなえるゾウ1』のあらすじ、課題の意味をわかりやすく解説します。

あらすじ

これは、ちょっぴり不思議なお話である。

「おい、起きろや」という声に目を覚ました主人公の眼の前に現れたのは、像の姿をした化け物だった。
「で、覚悟でけてる?」関西弁を話すその化け物は、自分を「ガネーシャ」と名乗った。
二日酔いと寝起きでめまいのする主人公は、夢を見ているのだと思った。
こいつ、どこかで見たような気がするなあと、うつろな目でながめていた。

三ヶ月前、上司のダメ出しが嫌になって「俺は人生を変える!」と鼻息荒くしてインドへ旅行に行ったときに買ったゾウの神様。
化け物はそのゾウの置物とまったく同じ姿をしていた。

「自分、昨日めっちゃ泣いとったで」
「号泣しながら言うてたやん、『変わりたい』て」

昨晩、主人公は会社の先輩に誘われて実業家の自宅で開催されるパーティーに参加した。
そこは、今までに足を踏み入れたことのない、華やかな世界だった。

パーティーの間中、自分の存在自体がその場で否定されているような感覚をずっと味わっていた。
自分がめちゃくちゃみじめで、羨ましかった。ナメられてる感じがした。

主人公は今まで、何度も何度も変わろうと決心して目標を決めては、結局何も続かなくて三日坊主で終わってしまっていた。
いつしか、
「変わりたい」という思いは、
「どうせ変われない」という思いとワンセットになっていた。

そんな主人公にガネーシャは、
「今回は『ガネーシャ式』やからワシにまかせとき」と言って、「契約書」にサインを求めてきた。
その契約書には、こう書いてあった。

「ガネーシャの言うことをたった一度でも聞かなかったら、もう一生なにかを夢見ることなく今までどおりのしょうもない人生をだらだらと過ごして後悔したまま死んでいく。将来に対する「希望」を代わりにごっそりいただく。」

半信半疑ながらも契約書へサインをした主人公は、その日からガネーシャの出題する課題を毎日ひとつずつこなしていくこととなるのです。

平凡なサラリーマンの夢はかなうのか。

そして、ガネーシャの課題とその意味とは?

ガネーシャの課題29とその意味

ガネーシャの課題は全部で29個。
どれも、誰でも簡単に始められて続けられるのもばかりです。

一見地味な課題ばかりですが、そのひとつひとつには深い意味があり、
実在する偉人たちが実践していたものなのです。

それでは、課題ごとの意味と、どんな偉人たちが実践していたのかも併せて紹介したいと思います!

靴をみがく

「自分の商売道具を粗末に扱わない」という、仕事に対するまっすぐな姿勢。

「細部にまで注意を向けられる人」という、他人からの評価が上がる。

みがくという行為で気持ちがすっきりして、仕事への意欲も湧く。

イチロー選手
『神聖な商売道具を粗末に扱うことは考えられない』と、他の選手が先に帰ってもひとり残ってグラブを磨いていた。

コンビニでお釣りを募金をする

「お金は、人を喜ばせて、人を幸せにした分だけもらうもの」

自分はとにかく人を喜ばせたいし、助けたい。そういう人間になること。

見返りを求めない小さな善意の積み重ねが、お金だけでなく人から愛されたり、幸せで満たされる。

ジョン・ロックフェラー(世界最大の石油会社、スタンダード・オイル社の創業者)
ユダヤ人の律法書に書かれている教えのひとつ。
『収入の一割を寄付する』という教えは、代々受け継がれている。

食事を腹八分目にする

「自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活が変わる」

必要以上の欲望に流されない強い意志を養う

食べ過ぎないことで眠気を防ぐだけでなく、集中力が上がり仕事へのモチベーションを上げる効果も。

釈迦
『一切ノ疾病ハ宿食を本トス』
食べ過ぎは、いろいろな病を引き起こすものという教え。

人が欲しがってるものを先取りする

「ビジネスが得意な人は、人の欲を満たすことが得意な人」

人にはどんな欲があって、何を望んでいるか、それを見抜ける人、
世の中の人が何を求めているかがわかる人は、事業を始めてもうまくいく。

上司の欲が分かっている人は、早く出世する。

ヘンリー・フォード(アメリカの自動車王。フォード社の設立者)
『もし私がお客さんに何が欲しいかとたずねたら、彼らは、「もっと速く走れる馬を」と答えていただろう』
人はわざわざ「〇〇が欲しい」なんて教えてくれない。
人が何を欲しがっているかをこっちが考えて予想して、提案しないといけない。
人の欲を満たすのはそれくらい難しい。

会った人を笑わせる

「笑わせるというのは、『空気を作る』ということ。場の空気が沈んでたり暗かったりしても、その空気を変えられるだけの力が笑いにはある」

良い空気の中で仕事をすると良いアイデアが生まれ、やる気が出て、人に対して優しくなれ、
自分のいい面が引き出される。
それくらい空気は大事で笑いは大事。

サウスウエスト航空
ユーモアを愛する面白い航空会社として有名。
ある航空会社と裁判沙汰になりそうになった時、裁判ではなく腕相撲で勝負をすることにした。結果、負けることになったが、それくらい人生楽しんだほうが、どんな大きいトラブルや悩みにも立ち向かえる。

トイレ掃除をする

「人がやりたがらないことをやるからこそ、一番喜ばれ、そこに価値が生まれる」

誰もやりたがらない仕事を率先して行う。
トイレは「店の顔」と言われる。

松下幸之助(現パナソニック創業者)
誰よりも早く会社に行って、仕事する前にまずトイレ掃除をしていた。
本田宗一郎(本田技研工業創業者)
トイレをあえて工場の真ん中に作って、みんなで綺麗にするようにした。

まっすぐ帰宅する

「会社が終わったあとの自由な時間は、これから自分が成功していくために『自由に使える一番貴重な時間』」

成功するひとは時間を無駄にせず、自分の目標や優先事項に集中することが重要だと理解している。

スティーブン・キング(小説家)
小説家になる前の教師時代、帰宅後や週末にずっと小説を書いて自分の時間を自分でコントロールし地位を築いた。

その日頑張れた自分をホメる

「自分が頑張ったり成長したりすることが『楽しい』ことであると自分に教える」

どんな小さなことでも自分をホメることで、自己肯定感を育み、前向きなエネルギーを得ることができる。

一日何かをやめてみる

「何かをやめるとそこが空く。空いた場所(時間)に新しいものが入ってくる」

普段無意識に続けている行動や習慣を意識的に振り返ることで、人生の無駄や不要な習慣に気づき、執着を手放すことで本当に大切なことに集中できる。

カーネル・サンダース(ケンタッキーフライドチキン創業者)
経営していたカフェを、今後の売上が見込めないと判断し店を閉めた。
残った財産は、カフェで人気があったフライドチキンだけ。
そこで考えたのが『自分のフライドチキンの作り方を他のレストランに売る』だった。

決めたことを続けるための環境を作る

「本気で変わろうと思ったら、意識を変えようとするのではなく、『具体的な何か』を変えなければいけない」

「ただ決めるだけか、具体的な行動に移すか。それによって生まれる結果はまったく違ってくる」

決めたことが自然に続く環境を作る。
環境を作るとは、良い習慣を促すものを周囲に置くことや、
サポートしてくれる人間関係をつくるという、周囲の人の影響も大きい。

毎朝、全身を鏡で見て身なりを整える

「服装が人の意識に与える影響は大きい。自分に自信の持てる服を身につければ、言動も変わる」

周囲に良い印象を与えるだけでなく、自分自身の意識や自信を高める効果もある。

シャネル(CHANELのデザイナー)
シャネルの時代、女はコルセットをつけて思いドレスを着るのが一般的で、
人形のように大人しくするのが常識だった。
それをシャネルは、動きやすいスーツやパンツをはくスタイルを作り、
これが女性の考え方に影響を与えて女性の社会進出を促した。

自分が一番得意なことを人に聞く

「自分の仕事が価値を生んでるかを決めるのはお客さん、つまり自分以外の誰か」

自分の得意なことや長所は、意外と自分では気づきにくいもの。
他人に尋ねることで、自分の強みを再認識しそれを生かして成功への道を切り開く手助けになる。

ピーター・ドラッカー(現代経営学の発明者)
『強みの上に築け』自分の得意なことを徹底的に伸ばしていくのが成功に繋がる。

自分の苦手なことを人に聞く

「この世界に闇がなければ光も存在しないように、短所と長所も自分の持っている同じ性質の裏と表になっている」

「人には自らの欠点が支えている長所が必ずあるもの」

自分のことを客観的に見ることは難しいもの。人に自分の長所を聞く時は、短所も聞く。

夢を楽しく想像する

「誰に言われるでもなく、勝手に想像してワクワクしてしまうようなものが夢」

自分の未来の理想像をワクワクしながら思い描くことで、
夢を現実のように感じさせモチベーションを高め、
脳が「実現できる」と認識する。

運が良いと口に出して言う

「自分にとって嬉しくないことが起きても、嘘でもいいから『運が良い』と思う」

「ポジティブな思考や自己暗示を通じて、自分の人生を良い方向へと導く」

そうすると自分の身に起きた出来事から何かを学ぼうと脳が考え出すもの。
人間の思考や感情は、使う言葉に大きく影響を受ける。
そうやって自分を変えていくことになる。

エジソン(発明家)
どれだけ実験に失敗しても、何千回失敗しても『成功だ』と言っていた。
『この実験が失敗だと分かったからまた一つ成功に近づいた。だから成功なんだ』


ただでもらう

「仕事を助けてもらったり、何かのアイデアをもらったり、例えば人に可愛がられて仕事を振ってもらうのも『仕事』と『愛嬌』の交換と言える」

人から『もらう』人たちには、そうされるだけの理由がある。
それを意識することにより自分のコミュニケーションが変わってくる。
言い方や仕草ひとつとっても気を遣うようになる。

明日の準備をする

「結果を出すためには、綿密な準備をする」

結果を出すまでのプロセスが大事。
常に結果を出すためには普通に考えられてるよりずっと綿密な準備がいるもの。

孫子
『算多きは勝つ』事前の周到な準備が勝敗を決める。


身近にいる一番大事な人を喜ばせる

「仕事でも、人間関係でも、一番大事な人をしっかりと認識し、その人たちからまず喜ばせたり感謝をしたりするようにする」

人は一番大事な人をおろそかにして、そうではない人に時間を注いでしまう傾向がある。
「言わなくても伝わる」と思ってはいけない。

コカ・コーラの社長
大株主である、ウォーレン・バフェットに毎日電話をして会社の戦略について報告していた。
その結果、バフェットはコカ・コーラの業績がどんなに下がっても支援し続けた。

誰か一人のいいところを見つけてホメる

「成功したかったら呼吸するようにナチュラルに、人にホメ言葉を言う」

一瞬成功を掴んでも、すぐに失ってしまう人が多い。
足を引っ張られて蹴落とされたり。
それは、応援されていないから。
その人を守ろうという人が周囲にたくさんいたら、そういうことにはならないもの。

鉄鋼王カーネギー
同業者をどんどん合併、吸収して会社を作った際、相手の会社の名前を残すようにした。
人の自尊心を満たすことを徹底的に知っていたのだ。
その結果、合併会社の社員は頑張って働いてくれた。

人の長所を盗む

「他人の優れた特徴や技術を学び、自分の成長に役立てる」

他人の強みや成功法則を真似ることで、自分自身の能力や視野を広げる。
自分だけでは気づかない視点やテクニックを取り入れることで、自分の成長に繋がる。

スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)
『人のアイデアを盗む天才』と人から言われていた。
モーツァルト(作曲家)
同世代の作曲家を研究したりマネたりすることで有名人だった。

求人情報を見る

「自分がいる場所はここじゃないと思っている人は、本気で他の仕事の可能性を考えるべき」

「いろいろな経験をして、自分に向く仕事を見つける」

「自分の市場価値を知る」

自分の現在の給与や待遇、ポジションについて現実的な評価ができ、適切かどうかを見極める。

お参りにいく

「成功したいと心から思ったら少しでも可能性がああることは何でも実行する」

やる前から『バカバカしい』とか『意味がなり』とやらずじまいな人は、結局そこまでして成功したくないということ。

人気店に入り、人気の理由を観察する

「成功の要因を学ぶ」

なぜその店が繁盛しているのか、
その成功の要因を観察することで自分のビジネスや活動に活かせる要素を見つける。

プレゼントをして驚かせる

「お客の予想を超え、良い意味で裏切ったサプライズをする」
人が一番喜ぶのは「期待以上だった時」

そうしたらお客さんはまた来てくれる。

やらずに後悔していることを今日から始める

「人を縛っている鎖は、『収入』『世間体』『不安』」

人を縛っている鎖はみな同じ。
後悔する未来を回避するために、少しずつ行動を起こしてみる。

サービスとして夢を語る

「たくさんの人が聞きたいと思う夢は、世の中がそれを実現することを望んでいるということ」

多くの人は望む夢は、多くの人が応援してくれる。

人の成功をサポートする

「自分の夢をかなえることが同時に人の夢をかなえることになれば、みんなが応援してくれる」

人がやりたいこと、人が持っている夢、人がどうなったら幸せと感じるのか、そのことを考え続けていれば成功はすぐそこ。

応募する

「世の中には、たくさんの仕事があり、その分の可能性がある」

可能性は無限。
どんどん応募して、もしも才能が認められたら人生はあっという間に変わる。

毎日、感謝する

「人を喜ばせることでお金が手に入る」

でも、

「人は、自分自身が満たされていることではじめて人を喜ばせたり、人のことを考える余裕が生まれる」

自分自身を満たすには、

「あらゆるものに感謝する」

身の回りににあるモノ、ともだちや、恋人、親、日々出会う人、動物、空気や水、緑。
それもこれも全部、当たり前のようにそこにあるけど、本当は有り難いもの。

世界をかたちづくっているモノすべてに感謝する。

自分の心を「ありがとう」の言葉で満たす。

自分は充分に満たされている、
自分は幸せだから、他人の中に足りないものを見つけてそこに愛を注ぐ。

この状態になってこそ、自分が欲しいと思っていたものが手に入る。

なぜなら、

お金も、名声も、地位も、名誉も、自分で手にいれているのではなく、

他人が自分を認めたからくれるもの。

全部、他人が自分に与えてくれるものだから。

満足度と感想

★★★★★


星5つです!文句なしの満点!!

と言っている私ですが、実は、
買ってから読み始めるまでに結構長いあいだ、積読、というか放置、していました・・・

だって課題が・・・

・・・ぶっちゃけショボくないですか?

「靴をみがく」

ですよ?

イチローだって磨いてたのはグローブだしね

いやね、大人気な本だってのは知ってましたよ、でもね、きっとそれは、ガネーシャのキャラだとか、
ストーリーが面白いんだろうなーって、
思ってたんです

それが!!
読みすすめていくと、ショボいと思っていた課題には、ひとつひとつにちゃーんと深い意味があって、
しかも、誰もが知っている偉人たちが実践していたものという説得力、
どんどん引き込まれてしまいました!
ほんと、すいませんでしたっ

ベストセラーになるのも大大大納得です!

この本に出てくる課題を毎日の生活で意識するだけで、人生が変わると思います!

ガネちゃん最高

こんな人におすすめ

  • 自分を変えたい人
  • かなえたい夢がある人
  • 自分に自身がない人

タイプ別おすすめ読書方法

  • 移動中に聞きたい
  • ながら読書をしたい
  • 読書する時間がない

という人には、聞く読書audibleがおすすめ。

ナレーションの声がぴったり!と口コミでも人気です。

  • 活字で読みたい
  • 移動中でも読みたい
  • 荷物を減らしたい

という人には、電子書籍kindle unlimitedがおすすめ。

  • とにかく紙の本が好き
  • 本の匂いが好き
  • 紙の感触が好き

という人には、紙の書籍がおすすめ。

まとめ

この記事では、「夢をかなえるゾウ1」を紹介しました。

笑いながら人生の成功法則を学べるエンタメ型自己啓発小説です。

ガネーシャの課題は29個。

すべて、だれでも簡単に始められて続けられるような課題ばかりです。

あなたが今、もしも

「人生を変えたい!」

「成功したい!」

と思っているのなら、

ぜひ、この本を読んでみてください!!

ぜったい、おすすめです!


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