【要約】夢をかなえるゾウ2〜ガネーシャと貧乏神お金と幸せの関係〜あらすじ

自己啓発本
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【夢をかなえるゾウ2】ガネーシャと貧乏神  水野敬也著 2021年 文響社

『夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神』は、

前作『夢をかなえるゾウ1』の続編として位置づけられている自己啓発本です

今回のテーマは、

お金と幸せです

主人公が成功を追い求める中で、ガネーシャと貧乏神に出会い、本当の幸せとは何かを学んでいく自己啓発エンタメ小説になっています

前回は、ガネーシャから出題される課題をひとつひとつこなしていきながら成長するストーリーでしたが、
今回は、ガネーシャや貧乏神、釈迦との会話や行動から自然と「教え」として学びながら成長していくストーリーになっています

前作よりも登場人物が増えて更にエンターテイメント性が増した印象です

どんな物語になってるんだろう?

貧乏神って?

「教え」ってどんなの?

そんな、あなたのために『夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神』の

  • あらすじ
  • ガネーシャの「教え」
  • 貧乏神の「教え」
  • 釈迦の「教え」

について、詳しく解説していきます!

あらすじ

登場人物

・主人公 西野勤(にしのつとむ):売れない芸人 芸名 西野勤太郎 通称 勤ちゃん

・ガネーシャ: 像の姿の神様

・金無幸子(かねなしさちこ): 貧乏神 西野の同居(?)人で、西野に恋心がある    

・ガツン松田: 西野の後輩芸人

・釈迦:お釈迦様

お笑い芸人を目指して脱サラした西野は、8年間、いまだ売れずにいた。

売れないお笑い芸人となった西野は、挫折し芸人を辞めようかと悩んでいました。

そんな、ある日のライブハウスで、客席にいたおじさんと出会います。

「ワシとコンビ組まへん?」

おじさんは、自分は『笑いの神様』だと言い、名前を『ガネーシャ』と名乗りました。

西野は、はじめは頭のおかしなおじさんだと思っていましたが、最終的にはガネーシャの提案にのり、コンビを組むことになります。

あくる日の朝、自宅アパートで目を覚ました西野の眼の前に見知らぬ女の人がいました。

黒くて長い髪はとぐろのように首に巻きつけられており、

ワンビースはつぎはぎだらけで不気味な雰囲気。

女の人は自分を「金無幸子」と名乗ると、8年前からずっと西野のアパートにいると言うのです。

実はその女の人は、西野にひと目惚れをして憑いてきた貧乏神だったのです。

そんな中、ガネーシャが西野になりすまして借金をして帰ってきました。

パニックに陥った西野は、全身から血の気が引き呆然として何も考えることができず、その場に崩れ落ちました。


「まあ安心せえや。あと三ヶ月もしたらこんな借金はすぐ返せるで。いや借金返すだけやない。そんとき自分はお笑いの頂点に立って、地位も名誉も手に入れることになるんやからな」

三ヶ月後にあるのは、お笑いの祭典『ゴッド・オブ・コント』。

プロ、アマを問わない三千組以上のお笑いコンビが参加する、日本最大のお笑いの祭典。

決勝戦は年末に開催され、優勝者にはコント王の名声と賞金一千万円が贈られます。

こうして西野とガネーシャのコンビは、

借金を返すために『ゴッド・オブ・コント』の優勝を目指すことになるのですが・・・。

実は、これには意外な神様界の思惑があり・・・

はたして、ふたりのコンビは『ゴッド・オブ・コント』に出場し、優勝することができるのでしょうか?

西野の夢は、かなうのか?

そして、西野と金無幸子の恋(?)の行方は?

ガネーシャの「教え」


図書館に行く

「仕事、お金、人間関係、幸せ・・・人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決できへん悩みちゅうのは何なん?自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん?自分は悩みのガラパゴス諸島なん?

本を読むって、ホント大事ですよね

人の悩みを解決したり、知識をさずけてくれたり、感動を与えたり

「新種の悩み」じゃなければ解決しますね!

人の意見を聞いて直す

「自分、ワシと最初に会うたと言うてたやろ。『僕には才能がない』て。せやったら、それを一番の強みにせえ。自分に才能がない思うんやったら、お客さんの意見聞いて、直して直して直して直しまくるんや。そしたら必ず天才を超えられる日がくるからな」

行き詰まった時は人に会うのがいいですね、

自分では気付かない意見が聞けてそこから道が拓けることもあると思います

締切りをつくる

「やっぱり人間ちゅうのは、追い込まれると思いもよらん力発揮するもんやなあ。自分も、さっきの舞台の集中力すごかったやん」

確かに、仕事でもタイムリミットが近ければ近いほど、集中できる感じがある!

失敗を笑い話にして人に話す

「失敗したことや、恥ずかしいこと、みじめな状況ちゅうのはできるだけ人に話して笑いにしてったらええねん。そしたら人目を恐れずに色んなことに挑戦できるし、自由に生きることができるんやで」

人前で転んだりしたときに、かえって笑ってもらったほうが気が楽になりますよね?

そういうこと?

優先順位の一位を決める

「まあ、人生で何を大事にするかは人それぞれや。でもなあ・・・このガネーシャが目指すんは天下や!どんだけ多くの屍踏み越えてでも、ワシはお笑いの天下を取るんや!」

仕事でも何でも、優先順位を決めるのはめっっちゃ大切!

生産性が上がる!

やりたいことをやる

「自分の知らへん場所は、思いもよらんかった色んな経験をさせてくれる。つまり、そこは自分が一番成長できる場所やねん。せやから、憧れる場所に飛び込んで、ぎょうさん経験して成長した人間が、自分にとって一番向いていることを見つけたとき
自分にとっても、お客さんにとっても、最高の状態を生み出すことができんねんで」

やりたいと思ったことは、勇気を持って飛び込むべし!ってことですね?

失敗上等!!

金無幸子(貧乏神)の「教え」

楽しみをあとに取っておく訓練をする

「目の前の誘惑を我慢できない人というのは・・・『楽しみは、あとに取っておいた方が大きくなる』という経験をしたことがないのでしょう。たとえば・・・お金を使わずに貯金できる人は、我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっていくのを見たり、そのお金で買えるものを想像したりする楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから」

通帳のお金が貯まるのを見るのは、私も好きです

ちなみにイチゴショートケーキのイチゴは、途中で食べるタイプです

え?

プレゼントをする

「貧乏神の間に伝わる格言で『貧乏人にプレゼントをさせるな』というものがあります。プレゼントというのは自分でお金を出して相手を喜ばせようとする・・・仕事とは逆の行為です。でも、プレゼントをして相手を喜ばせる経験をすれば『自分以外の誰かを喜ばせることは楽しい』と感じられるようになるからです。

これからは、貧乏神に嫌われるように人にたくさんプレゼントをしようと思います

他の人が気づいていない長所をホメる

「『言葉』というのは、その人の一番最初の行動ですからね。私たち貧乏神は人間を見るときは言葉に注目するのです。貧乏神から嫌われるのは『他の人が気づいていない長所をホメる』という行動です。そういうホメ方をされてうれしくない人はいませんから」

他の人が気づかない長所ですね?

承知しました

店員を喜ばせる

「多くの人が、お客さんというのは単純に『お金を払う人』だと思っていますが、それは違います。たとえばお金を払って食べ物を買ったとしても、店員さんに『ありがとう』とか『おいしかったです』とか声をかける人は、相手を喜ばせています。そうではなくて、『お金を払っているんだから喜ばせてもらって当然』と考えて偉そうな態度を取る人が『お客さん』なんです。

店員さんに横柄な態度とる人いますよね〜

なんなんですかね〜あれ

自分が困っているときに、困っている人を助ける

「ハローワークのネタをしたとき金太郎さんの心から不安が消えていったのは、『他人の不安を消してあげよう』としたからなんです。他人に対して『お金がなくても大丈夫だよ』と言ってあげることで、同時に、自分の中にある『お金がないと困る』という不安を消すことができるのです。だから、自分が困っているときに人を助けてあげられる人は、『困っている』という感情から抜け出すことができます。そして、そのとき人は・・・大きく変わります。当たり前のように、人を喜ばせることができるようになるのです」

なかなかハードルの高い教えじゃないですか?

自分に余裕がないとなかなか難しいですよね〜

欲しいものを口に出す

「自分の欲求を口に出すと、他人の欲求とぶつかります。いい人ではいられなくなります。でもそうやって欲求をぶつけながら、それでもお互いが喜べる道を見つけていくこと・・・それが、成功するための秘訣なのです」

お互いが欲求をぶつけあいながら、折り合いをつける・・・

世界が平和になるための秘訣かもしれませんね・・・

日常に楽しさを見出す

「お金で買える喜びはすべて・・・素敵な服も、おいしい料理も、優雅な部屋も、豪華な旅行も・・・他人が作ったものです。でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は、自らの手で喜びを作り出すことができます。お金がなくても、人は幸せになることができるんです」

なんでもない日常をおくれることが当たり前じゃないし、

なんでもない日常のなかで楽しめるかどうかは自分しだいですよね

釈迦の「教え」

自分と同じ苦しみを持つ人を想像する

「なぜ職を失うことが苦しいのか。それは、『自分だけが苦しんでいる』と考えるからだ。しかし、周りを見てみなさい。多くの者が職を失って苦悩している。そして、職を失った者だけではない。今、職を持っている者たちも、また同じように、いつか収入を失うかもしれないと怯え苦しんでいるのだ。苦しみを持たない人間はいない。そのことを決して忘れてはいけないよ」

悩んだり、苦しんだりしているのは自分だけじゃないし

世の中には、もっともっと苦しんでいる人がいるんだって

そう思うと、自分の悩みなんでちっぽけだって思えます

満足度と感想

           ★★★★

またしても、満点!

すっごく面白かったです!

もはや、自己啓発本寄りの、立派な小説!!

いっきに引き込まれて、あっという間に読み終わりました

特に、金無幸子さんが貧乏神なのに可愛くて憎めないキャラで大好きです

教えもよかったですね(おまけ感)

金無幸子さんの言う、貧乏神に好かれるタイプの人にはならないように気をつけようと思いました

そしてなによりネーミングセンス!

物語の終わりかたも、うんうん、いいよ、いいよ、ヨシヨシ

こんなひとにおすすめ

  • 自己啓発本も好きだけど小説も好きなひと
  • 夢を持っているひと
  • ガネちゃんが好きなひと

タイプ別おすすめの読書方法

audibleがおすすめなひと

・読書する時間がないひと
・移動時間や家事をしながら読書したいひと
・いつでもどこでも気軽に読書を楽しみたいひと

kindle unlimitedがおすすめなひと

・持ち運びが便利な方がいいひと
・読み放題を活用したいひと
・持ち物を増やしたくないひと

紙の書籍がおすすめなひと

・紙のにおいが好きなひと
・とにかく本は紙じゃなきゃやだのひと
・本屋へ行くとテンション上がるひと

まとめ

この記事では、

『夢をかなえるゾウ2ガネーシャと貧乏神』について解説しました

今回のテーマは「お金」と「幸せ」です

成功するための教えだけでなく、

お金だけが幸せをもたらすわけではないこと、

心の豊かさや人間関係も重要であることを教えています

ガネーシャの教え

人は成長する生き物
本を読むことで悩みは解決する
試す→人に聞く→直すを繰り返す

金無幸子(貧乏神)の教え

人はお金がない中でも楽しみを見つけて幸せになることができる
貧乏神に好かれる思考を知り逆の行動をする

釈迦の教え

自分の悩みを俯瞰して世の中にはもっと深く辛い悩みを持つ人がいることを知る

この本を読むことで、

「お金」と「幸せ」の本質を学びながら、笑いと感動を得ることができます

ぜったいに、読むべき一冊です

おすすめ!

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